2011年1月29日土曜日

菅氏、きょう日中財務対話 「インフラ輸出で相互利益」

 菅直人副総理?財務相は2日の閣議後会見で、3日に北京で開催される日中財務対話や温家宝首相らとの会談に関し、「中国はアジアで最も成長を続ける大きな国。日本と中国が成長分野でウイン?ウイン(双方が利益を得る)の関係を具体的につくる道筋を提起したい」と述べ、日本が高い技術力を持つインフラ輸出に向けたトップセールスに意欲を示した。

 菅財務相は温首相のほか、李克強副首相や謝旭人財政相とも個別に会談する予定。人民元の切り上げ問題のほか、日本の新成長戦略や東アジアの経済協力が取りあげられる見通しだ。

 菅財務相は会見で、中国へのインフラ輸出の有望プロジェクトについて、天津市の環境配慮型都市開発計画や海南島の観光振興計画、高速鉄道整備、原子力発電所建設などを挙げた。

 政府は昨年末にまとめた新成長戦略の基本方針で、アジアの活力を日本の経済成長につなげていく「アジア経済戦略」の一環として、官民あげての鉄道や水、エネルギーなどのインフラ整備支援を打ち出している。

 一方、米国が強く求めている人民元の切り上げ問題については「(日本が)圧力をかけているようなニュアンスに受け止められるのはいいことではない」と指摘、財務対話などでは慎重に取り扱う考えを表明した。

 また、中国ではリーマン?ショック後の強力な金融緩和策により不動産価格の高騰が続いている。管財務相は「(1985年のプラザ合意以降の)土地バブルの失敗など日本の経験を踏まえた議論をしたい」と述べた。

 日中両国の財政当局幹部が一堂に会する日中財務対話は、2008年3月の東京以来、3回目。

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